6月11日、teratailの運営会社Leveragesさん主催のteratailMeetup「集まっtail」に参加してきました。
イベントの内容としてはteratailユーザの技術者同士が交流する会で、teratail開発チームの方ともお話することができました。
集まっtailイベント
公式の集まっtailのイベントページと、開催レポートが公開されていました。
イベントページ
集まっtailレポート
集まっtailは渋谷ヒカリエにあるレバレジーズ本社にて行われました。
参加者は45名ほどで、様々なエンジニアとお話することが出来、中には有名な方も何名かいらっしゃったり。。
参加者にはTeraTailアカウントの情報をもとにした名刺が配布され、名刺交換などに使用しました。
更に、参加者にはオリジナルのteratailステッカーも!
そして今回、プログラムの中でLT大会があり、PhalconPHPのテーマで登壇させていただきました。
高速フレームワークのPhalcon、名前は知ってるけど使ったことがないという方がほとんどでした。
以下、このスライドに関して挙がった質問や意見についてご紹介していきます。
Phalconってチームでの開発だとどうなの?
この質問が多かったです。色々なベンチマーク結果からPhalconは最速であるということが分かっていますが、いざ導入するとなると敷居が高いもので。。
チームでの開発となった時や運用保守の場面では問題が起こったりしないかという心配があるようです。
これは私の意見ですが、まず「チームでの開発」という面で言うと、開発開始の段階できちんとベースの部分を組んでいかなければなりません。設計の自由度が高いのでちゃんとしたコーディング規約や設計のルールを決めてから行う必要があります。それさえ守ればチーム開発での設計やソース管理で困ることはないかと思います。(ただ、Microフレームワークのデフォルト構成ではControllerが1ファイルにまとまっているため、競合の危険もあります。)
次に「運用保守」という面でいうと、他のフレームワークでも言えるとは思いますが、設計書をきちんと書かないとやばいです。
それほど大きい規模にならなければソースは追えるかと思いますが、規模が大きくなってフォルダ構成も独自の組み方となっていると、後から参加したメンバーがPhalcon経験者であってもメンテナンスに苦労する羽目になります。
FWのソースを追えないとあるが、Zephirである程度追える
これについてはTwitterでご指摘をいただきました。
@stai0823 http://t.co/rrkkLhobal 2.0はZephirなので、なんとなくソース追えるのではないかと
— kenjis (@kenji_s) 2015, 6月 11
Zephirについては完全に勉強不足でした。Phalcon2.0ではZephirでPHP拡張が作られており、ゴリッゴリのCは読む必要がなくなったようです。
https://github.com/phalcon/cphalcon/pull/10128/filesPhalcon 2ではPHPで書かれた機能がZephir(PHPモジュールを簡単に作れる言語)で書き直されています。引数/戻り値にはデータ型/クラス名を指定できるので、DocBlockにデータ型を書く必要がありません。このコミットでは不必要なコメントを削除しています。
Posted by Phalcon Japan on 2015年4月22日
ただ、「FWのソースを追えない」という表現については
他のフレームワークと違い、問題が起こった時にすぐコアのPHPソースを追うといったことができず、何かあった時に手を出せない
という意味がありました。語弊がある書き方でしたね。失礼いたしました。
イベントに参加してみて
いくつかこういった交流会的なイベントには参加したことがありましたが
集まっtailは参加者の方とお話がしやすい環境で良かったと思います。
また、teratail開発チームの方も場を盛り上げてくださったので、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
2回目も開催されるそうなので、次回はみなさんも参加してみてはいかがでしょうか。
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