ここ数年、IoTなどで話を聞くことが多くなったRaspberry Piについてご紹介したいと思います。
以前にCloudVisionAPIとRaspberry Piを使用しサンタ判定なるものをやってみましたが、Raspberry Piについてはあまり触れなかったので今回はRaspberry Piをメインにお話したいと思います。
Raspberry Piとは
Raspberry Piは小型のコンピュータです。基盤がむき出しなので初めて扱う人には抵抗感が有るかと思いますが、通常のコンピュータと同じようにディスプレイに繋ぐこともできますし、マウスも利用できます。
Raspberry Pi(ラズベリー パイ)は、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されている。
主に教育で利用することを想定しているが、IoTが隆盛した2010年代後半以降は、安価に入手できるIoT機器として趣味や業務に広く用いられている。
Wikipedia – Raspberry Pi
教育用という背景もあるため、ネット上でも情報量が多く、初心者でも利用しやすいデバイスです!
Raspberry Piの特徴
Raspberry Piの強みは数多くありますが、主に以下の点が大きいと思います。
- 比較的安価(5000円前後)
- インターフェースが充実
- 小型なのでIoTにも活用できる
新しいRaspberry PiにはWifiが内蔵されているので、SSHで接続することで簡単にセットアップができます。
また、USBも構えているので、Webカメラやマイクなどの接続も通常通り可能です。センサーの接続もできるので様々なセンサーと連携させることができます。
Raspberry Piの購入はRSコンポーネンツが安価で種類もあるので良さそうです!
Raspberry Piで遊べそうなものを考えてみる
そんなメリットの多いRaspberry Piですが、小型でインターフェースが充実しているということもあり、IoTや電子工作との相性が非常に良いです。
以前書いたサンタ判定といったネタに走ったり、センサーを組み合わせて様々なデータを取ったり、何かに通知をしたりなど様々な使い道が考えられます。
今回はそんなRaspberry Piを使って遊べそうなセンサーやAPIをピックアップしてみます。(そしていつかやる・・・!)
監視カメラ
Raspberry Piを使った監視カメラも簡単に構築できると思います。
ちなみに以前書いた記事ではRaspberry Piから写真撮影を行いました。
必要なもの
- Raspberry Pi
- Webカメラ
- 人感センサー
カメラの撮影はfsphil/fswebcamのコマンドを使用することですぐに撮影ができました。
前回書いた記事ではcronで定期撮影を想定していましたが、人感センサーを使うことで必要なときに撮影が行なえます。これにより人を検知した上で写真撮影を行うことができるので、精度の高い写真を収集することができます。
データを集めた上でAPIなどを使用してある程度人を識別することも可能ですね!
気温/湿度/CO2濃度の監視
気温/湿度/CO2濃度などは、仕事の生産性にも影響するような内容です。
特にCO2はオフィス環境で濃度が高くなりがちで、眠気や倦怠感などにつながるため、定期的なアラートをあげられるようにすると良いかと思います。
Raspberry Piを使って可視化すると適度な換気や室温調整をする機会につながると思います。
必要なもの
- Raspberry Pi
- 湿度センサー
- 温度センサー
- CO2センサー
併せてRaspberry Piの中でWebサーバを構築し、ローカルネットワーク内でデータを可視化するのも良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はRaspberry Piでできそうなことをいくつかまとめてみました。
Raspberry PiはWebに情報が非常に多く、初心者でもセンサーやデバイスを用いたものづくりが簡単にできるのでぜひ一度試してみてください!
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